『北海道胆振東部地震』ブラックアウトの乗り切り方

sdr
子育て

こんにちは、るぷらんです。

暫く体調不良でブログ書く気力もない日々を送っていました。そんな中、いままで経験したことのない地震がやって来ました。経過と乗り切り方まとめたいと思います。

北海道は当たり前だけどとても広い。震源地の厚真周辺などは地震の被害が尋常じゃないところがあります。それなりの距離がある札幌市清田区や北広島の一部が液状化などの被害がありました。この地区については、支援が必要です。

でも北海道全体は大規模停電の影響がほとんどと思います。地震の被害は、少しはありますが、家に住めないようなことはなさそうな気がします。

北海道全体でみると、地震よりも大規模停電とそれに伴う断水の被害なのです。実際のところ、電気が復旧すると人々の動きが出てきました。熊本地震のほうが、断水が続き大変だったと思いました。

停電の想定、私は少しだけしていました。ただ台風などの停電。地震は北海道少ないなぁとは思っていましたし、たとえ来たとしてもマンションが壊れることは無いと思っていました。しかし、我が家の中規模マンションが壊れないまでも、北海道では東日本大震災以上の揺れがありました。そしてまさかの、北海道全域停電になりました。

実は5日の午前2時過ぎに台風21号でも、スポット的に停電したんですよね。しかも、火災報知器の誤作動により起こされて。相当な強風の中聞いた報知器は恐怖でした。この誤作動は停電によるものと、朝管理人さんに聞きました。この停電朝6時過ぎに復旧したので、今思えば予行演習でした。

台風一過、今日は安心して眠れるねと言ったのも束の間、6日午前3時過ぎ地震はやって来ました。

明日の幼稚園の遠足中止だなぁと真っ先に思い、子供達は一瞬起きてまた寝たのよ。テレビをつけると結構大きかったのねと思ったくらいでした。向かいのマンションの電気もほとんど点いていてさすがにみんな起きるよね。地震による壊れ物はなかったので、起きていてもしょうがないので、布団被って、家族とラインで連絡とってたら、妹から停電したと連絡が。あっうちも停電。しかも実家も。大変、慌ててお風呂の水満杯にして空容器に水の確保。我が家は、とりあえず水出てるので良かったけれど。

停電してるのは、どうやら北海道全域のように薄々感じて来ました。スマホで色々見てるうちにただ事じゃなさそうとわかってきました。

昨日確認できた北電の停電情報は全くアクセスできず、何もわからないままこの時北電終わってると思ったわ。何ヵ月か前に胆振西部で日中三時間くらいの広域停電あった時、停電中全くプレス発表もなく何事と思ったので個人的にまたかと思ったくらい。北電の人は真面目で一所懸命なんですが。

その頃、苫東厚真に発電所があったと思い出し、発電が止まったと気づいた次第。

朝方やっと北海道全域停電のニュースと北電の記者会見。

多分今日は昼まで回復は無理かなと思って今日は家にいるしかないなぁと、朝を迎えました。

学校は全部休校、地下鉄JRも運休。会社行くにも行けないので、困った人も多かったはず。自宅待機の人と行かないといけない人がいますので。歩きか自転車しかないのよね。それなりの人はタクシー使うんでしょうが。車も出せればまだいいかなと思いますが、機械式の駐車場やマンションにシャッターがあったら出せない。信号も点いてなく、危険を伴うので不要不急の外出はできないです。本当に自転車あると便利です。東京の人は自転車に乗ってる人多いと思いますが、都会ほど役立つツールですよ。

ちなみに我が家のマンションは水が出ましたが、出ないマンションも多かったです。このあたりあらかじめ調べておくと良いかなと思います。お友達は17階に住んでいて、6リッターの水袋2つ両手に持って階段を往復したことの事で、水が出るだけ本当に救いと思いました。給水情報は近所の人からすぐ得られると思います。水道局の施設は袋に入った水を配っているようでした。

朝は昨日買い物した肉とか魚を冷凍庫に移して保冷ボックスにしました。案外保冷材がたくさん入っていたので、かなり効果ありましたよ。

うちはIHコンロなので、カセットコンロを出して朝から、ステーキ肉焼いたり、鍋でご飯を炊いたりしました。冷蔵庫に通常の食材があれば、水が出ていたので困ることはありませんでした。

カセットコンロとガスボンベは本当に役にたつので日頃から使うことを心がけるとよいと思います。ボンベも切らさない程度にストックあると安心です。災害時ガスボンベはお店から消えてしまいました。東日本大震災あった時にカセットコンロないと困るなぁと思って用意したんですよね。正解でした。

あと、ずっとこんなものいらないと思っていた手回しラジオが本当に役にたちました。ライトもついているので懐中電灯代わりにもなりました。停電なので、テレビの情報が入らない。ラジオをつけるとずっと災害情報が流れているんです。世耕さんの会見などもありました。

この時まだ夜までの停電を自分自身の中で想定してなかったんです。そのうちつくんじゃないかと思ってそんなに焦ってなかったのよ。

しかし、友達のラインなどから来る情報によると、消防の人から長引くので懐中電灯やロウソクの確保を、数時間後にドコモの電波塔が使えなくなる、6時間後に札幌市断水するというデマ。そしてラジオで厚真の発電所復旧に1週間かかるという追い打ち。この時、同じマンションのお友達のお家にお邪魔してましたが、どうする?という言葉しか出てきませんでした。

マンションの非常階段は真っ暗なので、停電時懐中電灯は必須アイテムなんです。トイレに行くにもあかりが無いと困ります。

あかりのことはあまり準備してなくてもいざとなったら、子供のおもちゃを探して見てください。案外ありますよ。光るステッキなど。あるものみんな使いましょう。

6日午後になりどうやら砂川奈井江あたりの発電所が稼働するという話になりました。パパも会社から帰ってきて、家にいてもすることないので、散歩に出かけました。この時初めて外に出ました。コンビニは店員さんいても閉まっているところが多かったです。空いてるお店も、棚がすっからかんで市のゴミ袋しかなかった。食料に困ってなかったので、私は良かったですが、普段からコンビニを冷蔵庫代わりにするのは危険と思いました。セイコーマートを讃える記事がありましたが、災害時強いのは身近な小さなお店です。これは本当に感じました。

夕方になって電気が点いたというお友達からラインが、うちは近所なのに点いて無い。もうすぐかと思いつつも取り残され感があり。近くで点いていて家が点いて無いというのは、切ないんです。

6日の夕方に点いている家は、本当に歓迎してくれます。私はお邪魔しませんでしたが、お風呂貸してくれたりなど助け合いです。そういう心遣いをされている方が本当に多いです。

私の家には妹のマンションが断水してたので、2日間来ました。

暗くなって、結婚式で使った巨大キャンドルを灯し、キャンドルナイトのような過ごし方をしました。アロマキャンドルもつけて移動するときは、持ち歩くようにしました。ただ火を使うので目を離せ無いです。

‎そろそろスマホの充電も気になるところ。うちは車があるので、車から電源を取れるので良かったのですが、暗い階段降りて行くのも本当に億劫になります。モバイルバッテリーがあると便利なので、後日買いました。あとパソコンからも充電できます。市役所や携帯ショップなど無料で充電させてくれる施設はありますがどこも混んでるようでした。節約しながら、連絡とったりしていました。

7日の朝までに全道3分の1にあたる97万戸の復旧が発表され、良かったと思って早めに就寝。この時3分の1に入らないなんて夢にも思わずで。

朝5時に起きて電気が点かない絶望。電気があるか無いかで、過ごし方が全く違う。キャンプしていると思わないとやってられません。防災訓練兼ねてキャンプをすることも非常時に困らないかも知れないです。

備えあれば憂いなし、日頃から非常時を想定しておくことが慌てないこつかと思います。

7日午前に復旧したときの嬉しさ感激は忘れられません。たった2日で済んで良かったです。過去の登別室蘭の大停電は鉄塔倒れただけで3日かかったのだから。

恐らく本州の電力会社の知恵と技術力で早めの復旧になったと思いますが、冬でなくて良かったと思います。多分冬なら北海道より本州のほうが寒さ対策大変と思います。東日本大震災の時福島あたりのマンションで室温6度って聞いてびっくり。真夏と真冬は日本どこでも大変になることは間違い無いですね。